歯列矯正の本当の意味

歯列矯正は、美しくなれば良いというものではありません。本当の意味を知り、治療に取り組みましょう最近は矯正歯科治療をしているお子さまや成人の方を街中でも多く見るようになりました。日本で矯正歯科治療が行われるようになり半世紀以上が経ち、学校の歯科検診の項目にも不正咬合が加えられるなど矯正歯科治療も立派に市民権を得てきた感があります。

とはいえ、矯正歯科治療の本当の意味は、まだまだ浸透しているとはいえません。「歯並びを良くして、もっときれいになりたい」と、矯正歯科医院を訪れる人はたくさんいますが、「咬み合わせを良くしたい」という人はほとんどいません。

美しい歯並び=きれいな歯並びではありません

「きれいな歯並び」とは「良く噛める、正しい咬み合わせ」であり、単に外見上の美しい歯ならびとは限りません。 不正咬合の人が治療を受けることによりきれいな歯並びで正しい咬み合わせとなり、規則正しいブラッシングの習慣を身につければ、その後の人生を虫歯や歯槽膿漏知らずでお年寄りになっても何でも噛めて食べられて、健康で幸せに生活していけます。それこそが、歯列矯正の本当の意味なのです。

昔から矯正歯科治療とは「Science and art」であると言われてきました。私たちは個々の患者さんを形態的、機能的に分析し科学的根拠に基づいて診断、治療を行い、個々の患者さんに適した正しい咬み合せを作らなければなりません。その上に芸術的なセンスが求められ、審美的にも美しい顔貌、咬み合せに仕上げなければならないのです。また「矯正家は決して美容師となるなかれ」つまり、単なる歯並べ屋になってはいけないとも言われてきました。歯のでこぼこだけを取ってきれいな歯並びにすることはすぐできますが、正しい咬み合せとするには学問的な裏づけと理論的に歯を動かす技術がなければなりません。そのためには専門的なトレーニングが必要なのです。

医師と患者さんが協同して努めることが治療成果を上げる鍵

私たちは矯正歯科治療専門の歯科医師として数多くの患者さんを治療してきました。意外に思うかもしれませんが、 矯正歯科治療は患者さんの協力無しにはいい結果が出せない治療です。 例えば、骨に植わっている歯を少しずつ動かして離れている上下の歯を緊密に咬む状態にするために、上下の歯をお互いに引っ張り合うように小さな輪ゴムを患者さん自身にかけていただかなければなりません。また、顎の成長をコントロールするために帽子のような物(チンキャップ)を夜寝るときに使ってもらうこともあります。どのような形であれ患者さんに協力していただきながら治療の成果をあげたいと考えています。

長い治療の中ではやる気が続かなかったり、面倒くさくてできなかったりする時もあるでしょう。そのような時私たちは、できるだけやさしく励ましますが、時にはきつく注意をすることもあります。それは、全ての患者さんに最大限にいい治療結果を享受してもらいたいからです。私たちも持てる知識と技術を総動員して治療を行います。患者さんと二人三脚で互いに励ましいたわりながらゴールに向けて進んでいきます。最高の治療結果となった時は、私たちもとても嬉しく充実感があり、この仕事をやっていて良かったと思えるのです。

今治療を受けている人達も、これから治療を受けようかと迷っている人達も矯正治療は何のためにするのかをよくご理解いただき、私たちと一緒に真の美しい咬み合せを目指しませんか。

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